お年寄りの生活をサポートする介護について

介護職は、病院や介護施設(いわゆる老人ホーム)でお年寄りの生活をサポートする仕事です。
介護施設を利用するお年寄り(利用者と呼ばれることが多い)は、身体機能がさまざまなので個人に合わせたサポートが求められます。
身体機能がかなり弱っている利用者さんの場合、日常生活全般にサポートが必要なため、介護スタッフはチームを組んで利用者さんのサポートにあたります。
介護スタッフひとりが担当する利用者さんの人数は、職場によって異なりますが2~3人が通例です。

この仕事のやりがいは、なんといっても利用者さんたちの笑顔です。
身体機能が弱っていたり認知症を発症していたりする利用者さんも、毎日の暮らしのなかで、ふと笑顔を見せることがあります。
また、身体機能を向上させるプログラムでよい結果が出ると、はっきりとした笑顔が出ることもあります。
この仕事は体力的・精神的な負担を感じることもありますが、利用者さんの笑顔があると介護スタッフの気持ちもやわらぐのです。
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また、介護施設では「デイサービス」と呼ばれる業務を行っています。
介護が必要なお年寄りを日中だけ預かるサービスです。
これはもちろんお年寄りのためのサービスですが、自宅で介護をしているご家族に対するサービスでもあります。
自宅での介護も肉体的・精神的に大変ですが、デイサービスがあることでご家族は休憩時間を確保できます。
介護はお年寄りを対象とした仕事だと思いがちですが、そのご家族の負担を減らす役割もあることを忘れないでください。